〈倶子オフィス〉このごろのわたし 46

 October 2009

〈画家・佐藤緋呂子さんより〉

丁寧に梱包された贈りものに……とびあがってしまいました、嬉しさで。
 佐藤緋呂子さん描く「薔薇の人」

こんなにすてきに、こんな呼吸で生きていけたら……わたしの念ずるところです。
 
  


〈Foresta Chokai〉

ブナ樹海に囲まれたその宿の、目が覚めた瞬間(とき)の、ベッドから見る風景が
気になっていました。それで思いきって窓のロールカーテンを全開にして、
ですので部屋の灯りはすべて消して、そうして眠りにつきました。

これは目覚めたときの翌朝の窓。夜じゅう窓を叩いていた雨は止んでいましたが、
雲は右から左に流れています。もう雪が降りたという鳥海山は雲のなかでしたが、
ね、すてきな至福の目覚め、でしょう!
  

法体(ほったい)の滝

映画「釣りキチ三平」2009(原作・矢口高雄、滝田洋二郎監督)では
ここでロケが行われました。

わたしはここで……早朝でしたからまだ人の気配はなく、動物たちが自分たちの朝を
迎えたような、そんな深呼吸をして、それから帰路につきました。
 
  


 〈ガマの満開〉

散歩のとき、コガマを摘んできました。
そしてのちの日、穂がはじけて綿毛が満開!

……そうです、「蒲団(ふとん)」のいわれです。
その昔、ガマ(蒲)の綿毛を寝具に入れていたそうな。
    

〈睡蓮〉

「あ、羊草(ヒツジグサ)」と近づいてから、
「……これはスイレン」と。ここは街に造られた池ですからね。
スイレンは外国の品種、羊草だけがわが国在来の。
 
  


 September 2009

〈オルセー美術館展〉

身辺が機械技術文明であふれたとき、不安と抵抗感がわきだしました。
 自然のなかでこそ得られる生活の豊かさというもの。その芸術化ーー
Art Nouveau
(アール・ヌーヴォー)の芽生えをそんなふうに記憶しています。

世田谷美術館で開催(9/12〜11/29)の
「オルセー美術館展 パリのアール・ヌーヴォー ー19世紀末の華麗な技と工芸ー」が
 待ちきれなくて行ってきました。17:30までの入場ですのに、到着したのは17:30分。
公園の奥まったところに美術館はありますから、車を降りてから走りに走って。

開催2日めの日曜日でしたから、大勢の観客で賑わっていたでしょうに……。
もちろんわたしはその日最後の入場者。しいんとした会場内にひびく
ヒールの音とおさまらない動悸と。

サロン、ダイニングルーム、書斎、貴婦人の部屋……それらにもっと浸りたくて、
あらためてまた行ってこなければと思っています。
 
  


〈朗読者〉

すこしばかり早い読書の秋。
感銘の本が何冊かありました。その筆頭は「朗読者」。
ベルンハルト・シュリンク著、松永美穂訳。

これはスティーヴン・ダルドリー監督によって映画化もされました。
映画のタイトルは「愛を読むひと The Reader」 その案内コピーには:

わずか1ページで終わった恋が、永遠の長編になるーー
 
  


〈佐藤緋呂子展〉
ーTetsuekoさんからの報告ー

9月22日から27日まで響画廊(秋田市中通)で佐藤緋呂子展をやっています。
 行ってきました。倶子さんが〈AMIGO〉で朗読をしたときの感動を「絵」に描き、
それに詩の一節を書いたものもありました。とても倶子さんらしい絵でしたよ。

  


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